高血圧は危険な病気です。なぜなら自覚症状がない場合も多いなか、死に直結するような病気へと発展する恐れがあるからです。このサイトでは高血圧を放置してしまった場合にどうなるかや、高血圧を悪化させないための食事の面からのアプローチなど、高血圧に関する様々な情報を提供していきます。ぜひ自分事として捉えてご覧ください。

アダラートで血圧を下げる

アダラートは1976年に発売された降圧薬です。一般名はニフェジピンです。
ジェネリックの場合は、アダラートではなくニフェジピンと言う名前になっていることもあります。
1976年に発売されたアダラート以外に少しずつ改良を重ねて1985年に発売されたアダラートL、1998年に発売されたアダラートCRがあります。

アダラートはカルシウム拮抗薬という種類に分類される降圧薬なので、確実に血圧を下げてくれる、ダイレクトに血管に作用するので余計な副作用が少ない、薬価が安いというメリットがあります。
アダラートLは即効性があり、30分から1時間ほどで効果が出るとされています。作用時間は12時間ほどです。

アダラートCRは、即効性には乏しいものの、作用時間が24時間と長いことや、服用後3~4時間後と12時間後に血中濃度がピークに達する2相性であることが特徴です。
お薬の成分がゆっくりと溶け出すように工夫されているので、その分、副作用も少ないです。
また、夜間や早朝に血圧が高くなるタイプの高血圧にも向いています。
現在処方されているほとんどのアダラートはアダラートCRですが、その有効率は本態性高血圧で約90%、腎実質性高血圧で約73%です。

副作用の発現率は11%ほどですが、大半は程度も軽く安全性の高い降圧薬だと言ってよいでしょう。
顔面が赤くほてったり、頭痛やめまい、動悸などが報告されていますが、顔が赤くほてるのは、血管が広がるための症状です。頭痛やめまいや動悸は血圧が急に下がったための症状です。
これらの副作用は、飲み方を工夫すれば解決できることが多く、また慣れてくると気にならなくなることも多いので、医師に相談して調整してもらうと良いでしょう。
極まれですが、肝機能が低下したり、血液中の血小板が少なくなるなどの副作用の報告もあるので、服用中は定期的に採血をしてこれらが起きていないかチェックする必要があります。

アダラートCRには、10mg、20mg、40mgの3つの剤形があります。
高血圧の場合、成人には20~40mgを1日1回服用するのが一般的です。但し、最初は1日10~20mgで開始して必要に応じて少しずつ増量します。

外部サイト情報

アダラートの一般名であり成分名のニフェジピンについての詳細情報は外部サイトを参照してください。

ニフェジピン – 高血圧症治療薬@通販

アダラートとグレープフルーツを併用してはいけない理由

アダラートもニフェジピンも、グレープフルーツと併用するのはNGです。
なぜなら、グレープフルーツに含まれている天然フラボノイドの一種であるフラノマリンという成分が、アダラートを代謝する酵素(チトクロームP4503A4)の働きを抑えるからです。

そのため、アダラートとグレープフルーツを併用すると、降圧作用が増強して血圧が下がり過ぎてしまうというリスクがあります。
血圧が下がり過ぎると、めまいがしたりクラクラしたり、ひどい場合は意識を失って倒れてしまうこともあります。
倒れた時に頭を打って大ケガをしたり、駅のプラットホームから線路内に転落したりすると命にも影響を及ぼします。

また、血圧が下がり過ぎて、入浴中にウトウトと寝てしまってお湯を飲んでしまったり溺れてしまうといったケースもあるので、血圧を下げ過ぎると危険です。
一般的には、おやつにグレープフルーツを少し食べる程度なら大きな支障はないだろうと言われていますが、大量のグレープフルーツを食べたり、服薬の前後にグレープフルーツを食べる、グレープフルーツジュースで服薬したりするなどは止めてください。

今一つ下がりが良くない血圧をもっと血圧を下げるために、自己判断でグレープフルーツジュースを飲んで下げるなどという、とんでもないことを考える人もいるようですが、素人療法は危険です。
絶対にこのようなことはしないでください。

フラノマリンは、夏ミカンやハッサク、金柑などのグレープフルーツ以外の柑橘類にも含まれていますが、気をつけなければならないのは、含有量の多いグレープフルーツだけで良いでしょう。
また、お正月にこたつで食べる温州ミカンやオレンジジュースによく使われているバレンシアオレンジ、レモン、カボスには、フラノマリンは含まれていないので、これらの柑橘類は安心して食べることができます。

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