高血圧は危険な病気です。なぜなら自覚症状がない場合も多いなか、死に直結するような病気へと発展する恐れがあるからです。このサイトでは高血圧を放置してしまった場合にどうなるかや、高血圧を悪化させないための食事の面からのアプローチなど、高血圧に関する様々な情報を提供していきます。ぜひ自分事として捉えてご覧ください。

高血圧症にはオルメテックで治療

オルメテックは2004年に発売されたARBという種類に属する降圧薬です。ARBと言うのは、アンジオテンシンII受容体拮抗薬の略です。
血圧を下げるメカニズムにレニン、アンジオテンシン、アルドステロン系というものがあります。

アンジオテンシンIIは、血管を収縮させて血圧を上げる働きがある体内物質です。
副腎に作用してアルドステロンというホルモンを分泌させています。アルドステロンは、血液中にナトリウムを増やす働きがあるため、血圧を上げる体内物質です。
ARBはアンジオテンシンIIの命令を受け取る受容体をブロックすることで、アンジオテンシンIIの働きを抑制して、アルドステロンの分泌を抑えて血圧を下げています。

オルメテックは主成分をオルメサルタンメドキソミルとする降圧薬で、ARBの中では降圧作用が最強クラスです。
本態性高血圧に対する有効率はおよそ80%と報告されています。確実に血圧を下げてくれると言っても、過言ではないでしょう。

オルメテックの特徴として、心臓や腎臓を守りながら血圧を下げてくれるということがあげられます。
これはオルメテックだけではなくARB全般に言えることですが、心臓や腎臓に病気を抱えている高齢者にも使いやすくなっています。

日本は超高齢化に入り、一人の人が2つも3つも病気を持っているというケースも珍しくなくなりました。年を重ねると心臓や腎臓も弱ってきます。
今まではこのような高齢者には心臓や腎臓に負担をかけないために薬を処方しにくかったのですが、オルメテックなどのARBが登場してからは、安心して処方できるようになりました。
これらのことを考えると、オルメテックは確実に血圧を下げたい人や臓器に負担をかけずに圧を下げたい人に向いていると言えます。

オルメテックは10mg錠と20mg錠と40mg錠と3剤型があるので、微量調整もやりやすくなっています。
また、OD錠や口腔崩壊錠と呼ばれるタイプの錠剤もあります。
OD錠や口腔崩壊錠と呼ばれるタイプの錠剤は、口の中に入れると唾液で自然に溶けていきます。
水がなくても飲めるし、飲み込みにくくなってきた高齢者でも容易に服用できます。

このように、オルメテックはお年寄りにもとてもやさしい気配りのできる降圧薬です。

オルメテックは他の高血圧薬に比べて副作用が少ない

オルメテックの副作用発現率はおよそ4~11%程度だと報告されていますが、いずれも軽いものです。
よく見られるのは、めまいや頭痛です。しかしめまいや頭痛は血圧が急に下がったことによるものです。
違う観点からみれば、きちんと薬が効いている証拠とも言えます。

オルメテックは通常は10~20mgを1日1回服用となっていますが、このような副作用を感じる時は朝と夕方に分けて服用するなど、少し工夫すれば頭痛やめまいは軽減することが多いです。
また、飲みはじめて間もないころにこのような副作用が出やすいですが、慣れてくれば軽減したり大丈夫になることが多いです。

それ以外の副作用では下痢や発疹やかゆみが報告されていますが、いずれも軽度で生活に支障をきたすほどではないようです。
血液検査では、カリウムの上昇や尿酸値の上昇、肝機能を示すASTやALTの上昇、CKやBUN、クレアチニンの上昇を来すことがあります。
またごく稀に、腎不全や高カリウム血症、肝機能障害、アナフィラキシーなどが報告されています。

しかし他の降圧薬と比べると、オルメテックは副作用が少ないことも特徴の一つです。
もしもオルメテックを服用して頭痛やめまいなど何らかの異変を感じた場合は、自己判断で服用を中止したり薬の量を調節したりするのは禁物です。主治医にそのことを報告してください。

尚、オルメテックは服用したからと言ってすぐに効果が現れるというわけではありません。
通常は服用後2週間くらいで効果が現れ始めます。しっかりと効果を判定するには、服用後1か月くらいして主治医の診察を受けると良いでしょう。

できれば、朝と夜の一日2回の血圧値を記録して、主治医に見せると効果や血圧の上がり方の特徴がよく判って判断の大きな助けになります。
朝は起床後排尿を済ませてから、夜は入浴後を避けて寝る前に測定すると良いでしょう。

オルメテックで血圧をコントロールし、より健やかな毎日を送りましょう。

関連記事